上原雑記夜話
第百七夜
「画家という職業 其の壱」
20代の頃、確定申告で申告書の職業欄に「画家」と書いていたら税務署 の方に「お気持ちは判りますが基本的に生活の支えとなっている収入の方 の職業を書いてくれませんか。先生とか他になさっているでしょう?」と言わ れたことがありました。「絵を描いてそれをデパートなどで販売してその収 入がここに書いた全てですが・・・。そう言うのは何というのでしょうか?“絵 描き”と書いた方が良かったでしょうか?」と尋ねたところ「そ、そうですか。 “画家”で結構です。本物の画家さんには初めてお目にかかりました。」と言 われました。もっと売れている偉い先生だとアーチスト用の申告書があるら しくそれだとすぐ判るのでしょうね。けれど私は見たことがないです。沢山税 金を支払わないとその用紙はもらえないのでしょう・・・。同じ頃、交通事故に あって被害者として警察署に行くと調書を書くよう言われ、そこの職業欄に 最初「自由業」と何となく書いたのですが担当の方が「自由業という職業は ない。文章を書いているなら文筆家とか色々あるでしょう。具体的な職業を 書いてください。」と言うので「画家」と書くと、鼻先で笑われて「はん、自分 でそう言っている人ってよくいるんだよなー、まじめに書いてよまじめに。」 と言われたことがあります・・・。確かに一般社会では画家という職業は基 本的には存在しない様に思われています。有名な画家さんでも多くは大学 などで先生をしていますね。絵が売れると臨時ボーナスみたいな感じなの でしょうか?あと画家とか言うとテレビで名前を聞いたりする人だと思うよ うですね。テレビに出るような売れっ子の画家さんは別として、一般社会に 紛れて普通に生活している画家というものはあまり知られていないのでしょ う。このコラムではずっと「画家は一つの職業です。」と言ってきています。 画家や美術家や芸術家が職業として一般に認知されていないのはここ百 年くらいの日本くらいのもので、大体何処の国へ行っても画家というのは一 つの職業です。日本でも画家が絵師と呼ばれた時代では普通な職業でし た。が、現代の日本においては先にも例に挙げたような事が普通におきて います。税務署の方も警察の方も無知で失礼な人とは言えません。現実的 に画家を職業とする人がこの日本では極端に少ないのです。(続) Y 
「スイマセン。この上原雑記夜話は記憶だけを頼りに作っていますので
資料としては役に立ちません。内容は大分いい加減です。
明日使えないものばかりですぅ〜。Y」(^_^;)
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